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関西棋院ニュース

「第48回関西棋院賞」選考結果のお知らせ

お知らせ プロ棋士

2021年1月29日(金)に開催されました関西棋院賞選考委員会において、関西棋院賞受賞者が以下の通り決定いたしました。
(2020年1月1日から12月31日までの成績を対象に選考)
表彰式は5月に開催を予定しております。

 

最優秀棋士賞【 1年間で最も活躍した棋士に贈られる 】
・・・余 正麒八段(25歳) 4回目(3年ぶり)

利仙賞(敢闘賞)【 最優秀棋士賞に準ずる賞 】
・・・佐田篤史七段(25歳) 2回目(2年連続)

道玄賞(殊勲賞)【 利仙賞に準ずる賞(対象者は八段以下)】
・・・瀬戸大樹八段(36歳) 8回目(3年ぶり)

新人賞【 六段以下で、26歳未満または入段後3年以内の棋士(再選不可)】
・・・大川拓也二段(19歳)

連勝賞【 1年間(前々年から前年に続く連勝も含む)の最多連勝者 】
・・・余 正麒八段(25歳)22連勝 2回目(7年ぶり)

山野賞【 普及に貢献した棋士に贈られる 】
・・・飛田早紀二段(29歳) 初

永井賞【 30歳未満の優秀棋士に贈られる 】
・・・西 健伸五段(21歳) 2回目(2年ぶり)

吉田賞【 交流対局(国際棋戦含)において、10勝以上の最多勝者に贈られる 】
・・・余 正麒八段(25歳)24勝 6回目(6年連続)

谷口賞【 26歳未満の若手棋士に贈られる激励賞 】※第48回より新設
・・・阿部良希三段(24歳) 初

昇段のお知らせ

プロ棋士

星川拓海四段、勝星対象棋戦通算70勝により2021年1月28日付けで五段に昇段。

星川拓海五段プロフィール

昇段のお知らせ

プロ棋士

≪2020年賞金ランキング昇段≫

四段から初段の棋士が対象で、2020年の賞金ランキング上位の下記3名が2021年1月1日付けでの昇段となります。
※2020年に勝星により昇段した棋士は対象から外れます。

★洪 爽義 三段、四段に昇段
(2020年賞金ランキングー対象棋士中第一位)
 洪爽義四段プロフィール

★西 健伸 四段、五段に昇段
(2020年賞金ランキングー対象棋士中第二位)
 西健伸五段プロフィール

★谷口 徹 四段、五段に昇段
(2020年賞金ランキングー対象棋士中第三位)
 谷口徹五段プロフィール

 

引退のお知らせ

プロ棋士

高橋功六段(引退により七段)、2020年12月31日付けで引退。

高橋功七段プロフィール

昇段のお知らせ

プロ棋士

飯田純也初段、勝星対象棋戦通算30勝により2020年12月17日付けで二段に昇段。

飯田純也二段プロフィール

昇段のお知らせ

プロ棋士

大川拓也初段、勝星対象棋戦通算30勝により2020年11月19日付けで二段に昇段。

大川拓也二段プロフィール

余正麒八段が3期ぶりの名人リーグ入り

プロ棋士 棋戦情報

11月8日(日)、「第46期名人戦 最終予選決勝」余正麒八段佐田篤史七段の対局が関西棋院で行われました。

結果は余八段が186手までで白番中押し勝ちをおさめ、第43期以来3期ぶり3回目の名人リーグ入りを決めました。

同じくリーグ入りをかけて8月に行われた「第76期本因坊戦 最終予選決勝」では佐田七段(当時四段)に苦杯をなめさせられた余八段が雪辱を果たす形となりました。
節目節目の対局で顔を合わせ因縁めいたものを感じさせる同い年の二人、宿命のライバルともいえる関係はこれからも続いていきそうです。

 

関西囲碁将棋記者クラブ賞、村川九段など表彰

プロ棋士

10月2日(金)、第28回関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式が関西将棋会館(大阪市福島区)で執り行れました。関西棋院からは村川大介九段が囲碁部門で選出され、同じく囲碁部門で特別賞を受賞した仲邑菫初段(日本棋院)、将棋部門で選出された豊島将之竜王と共に表彰されました。

受賞した感想を聞かれた村川九段は
「棋士にとって有名な賞ですが、関西には井山先生がいらっしゃるので自分には縁がないものと思っていました。井山先生は12回も受賞されているのでたまには譲っていただいてもよいかなと、記者の皆様の優しさにより選んでいただき感謝しています。2019年は勝星は多くありませんでしたが、十段のタイトルを獲得するなど自分のキャリアの中でも自己ベストに近い成績を残すことができました。今回受賞することができ光栄に思います。」と語りました。

また同年代の豊島竜王との接点について聞かれた村川九段は、7・8年前に井山三冠と一緒に東京駅にいた際に豊島竜王とばったり出会い、新幹線で3人横に並んで大阪まで帰った話を披露。
豊島竜王は「その時のお二人の様子からお互いに認め合っているのが伺えた」と話しました。

今後の目標を聞かれた村川九段は、直近の目標として国際棋戦である農心杯で結果を残したいと意気込みました。
第一線で戦い続ける村川九段から今後も目が離せません。

 

 

引退のお知らせ

プロ棋士

紙谷哲雄七段(引退八段)、2020年10月1日付けで引退。

紙谷哲雄八段プロフィール

第45期棋聖戦Sリーグ、村川大介九段は3位残留

プロ棋士 棋戦情報

9月24日(木)、「第45期棋聖戦 Sリーグ」の最終第5局が2戦行われ全日程が終了しました。
結果は村川大介九段を含めた上位4名が3勝2敗で並ぶ混戦となり、順位の差によりリーグ序列1位の河野臨九段、2位の高尾紳路九段の2名が挑戦者決定トーナメント進出となりました。
惜しくも挑決トーナメント進出とはならなかった村川九段ですが、最上位リーグ残留となり来期に望みをつなげました。

 

村川大介九段
【棋聖戦リーグ在籍記録】

◆第38期棋聖戦リーグ(4勝1敗-残留)※挑戦者決定戦進出
◆第39期棋聖戦リーグ(4勝1敗-残留)※挑戦者決定戦進出
◆第40期棋聖戦Sリーグ(3勝2敗-残留)※挑戦者決定トーナメント戦進出
◆第41期棋聖戦Sリーグ(3勝2敗-残留)
◆第42期棋聖戦Sリーグ(2勝3敗-降格)
◆第43期棋聖戦Aリーグ(5勝2敗-昇格)※挑戦者決定トーナメント戦進出
◆第44期棋聖戦Sリーグ(3勝2敗-残留)
◆第45期棋聖戦Sリーグ(3勝2敗-残留)

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