プロ棋士 棋戦情報
第50期 名人戦
【主 催】朝日新聞社、日本棋院、関西棋院
11月14日(木)、「第50期名人戦」最終予選決勝、村川大介九段と小山空也六段の対局が関西棋院(大阪市中央区)で行われました。
結果は村川九段が229手までで黒番中押し勝ちを収め、第45期以来5期ぶり9期目となる名人戦リーグ入りを決めました。
総勢9名で争われる挑戦者決定リーグ戦は12月に開幕予定、来年8月まで総当たり戦で行われ、優勝者が一力遼名人への挑戦権を獲得します。
関西棋院からは村川大介九段と、前期リーグで2位の好成績を残し残留を果たした余正麒八段(5期連続7期目)の2名が臨みます、どうぞご注目ください!
【第50期名人戦リーグ出場者】
(序列順)
①芝野虎丸九段
②余 正麒八段
③井山裕太王座
④許 家元九段
⑤山下敬吾九段
⑥村川大介九段
⑥広瀬優一七段
⑥福岡航太朗七段
⑥11/21 関航太郎九段-酒井佑規五段の勝者
2024年11月14日
プロ棋士
田中健太郎(たなか けんたろう)初段、2024年9月1日付けで入段。
(院生手合で規定の成績を収めたことにより)
13歳、大阪府豊中市出身。古谷裕八段門下。
田中健太郎初段プロフィール
2024年9月1日
プロ棋士 棋戦情報
第68期 山陽新聞杯
関西棋院第一位決定戦
【主 催】山陽新聞社、関西棋院
8月29日(木)、「第68期 山陽新聞杯 関西棋院第一位決定戦 本戦決勝(挑戦者決定戦)」瀬戸大樹八段と佐田篤史七段の対局が関西棋院(大阪市中央区)で行われました。
結果は瀬戸八段が275手までで白番1目半勝ちを収め、初の関西棋院第一位挑戦手合出場を決めました。
余正麒第一位に瀬戸大樹八段が挑戦する挑戦手合三番勝負は9月26日(木)に開幕します。
棋譜はこちらからご覧いただけます(藤井秀哉八段の解説付き)
※棋譜をご覧いただくには、無料の対局・観戦専用ソフト(PANDA-EGG)またはスマートフォンアプリ「パンダネット(囲碁)」が必要です。
⇒ <PC版>ダウンロードの方法とセットアップについてはこちら
⇒ <スマホ>ダウンロードの方法とセットアップについてはこちら
2024年8月30日
プロ棋士
★大熊悠人初段、勝星対象棋戦30勝により2024年8月22日付けで二段に昇段。
⇒大熊悠人二段プロフィール
2024年8月22日
プロ棋士
この度、田中健太郎院生(初段格)が2024年7月28日(日)に行われた院生手合で12勝1敗の成績を残し、規定の成績(初段格にて12勝4敗以上)を収めたことにより入段することが決定いたしました。
2024年9月1日付けでの入段となります。
【氏 名】田中 健太郎(たなか けんたろう)
【性 別】男性
【生年月日】平成22年(2010年)11月22日(13歳)
【出 身】大阪府豊中市
【師 匠】古谷 裕 八段
2024年8月16日
お知らせ プロ棋士
宝塚市では、幼児期の集中力、考える力、自己調整力、相手を思いやる心などの非認知能力を育むことを目的に、平成30年(2018年)から順次、市立幼稚園及び保育所において、就学前の子どもたちを対象とした囲碁遊びを取り入れてきました。
本年度の西谷認定こども園での取組により、市立幼稚園及び保育所の全14園所で囲碁遊びを取り入れることになりましたが、こうした市立幼稚園、保育所の全園所で囲碁を取り入れた活動を実施している自治体は宝塚市が全国初となります。
1. 経 緯
宝塚市在住で宝塚市大使の榊原史子六段(関西棋院棋士・常務理事)の発案により、
2018年、市立幼稚園、保育所において囲碁遊びを教育・保育に取り入れる。
モデル園所(幼稚園4園、保育所1所)を設定
長尾幼稚園、末成幼稚園、丸橋幼稚園、長尾南幼稚園/逆瀬川保育所
↓
2019年、新たに保育所1所(計2所)で実施
平井保育所
↓
2020年、新たに幼稚園3園(計7園)、保育所2所(計4所)で実施
西山幼稚園、仁川幼稚園、宝塚幼稚園/めふ保育所、川面保育所
↓
2022年、新たに幼稚園2園(計9園)、保育所3所(計7所)で実施
小浜幼稚園、安倉幼稚園/わかくさ保育所、米谷保育所、安倉中保育所
↓
2024年、新たに幼稚園1園(計10園)で実施
西谷認定こども園
★市立幼稚園7園、市立保育所7所で囲碁遊びを実施
※この間、長尾南幼稚園、小浜幼稚園、西山幼稚園が閉園
2. 目 的
幼児期にある子どもは、まだまだ言語の理解や意味、理屈などを理解するのは難しい年齢であり、自然に「右脳」を使う時期だと言われています。6歳を過ぎる頃には文字や数を学び始めて必然的に左脳を使うことになります。
この6歳までの幼稚園や保育所で積極的に「右脳」を刺激することで感性を育み、自ら色んな情報を吸収しようとする力を育てることで、今後の脳の成長をサポートする柱になります。
囲碁は、特に右脳を使うことから、この特性を活かして幼児期から囲碁に親しむことで右脳に刺激を与えることにより、囲碁の対局という落ち着いた中で子どもたちの創造力や判断力を育むことにより非認知能力を高めることを目的としています。
3. 取組の内容
①指導回数
市立幼稚園 年間7~10回 /市立保育所 年間3~10回
②指導時間
1回1時間程度
③指導対象学年
・基本は5歳児(年長組)
・各園所の状況により、3歳児(年少組)4歳児(年中組)も対象
④講師
藤原克也六段(関西棋院棋士)
⑤参加人数
2018-24年の7年間で1912人 ⇒内訳はこちら(PDF)
4. 取組の様子
5. 関係者の声
◆宝塚市教育委員会 五十嵐孝 教育長◆
「本市では、『自分を大切に 人を大切に ふるさと宝塚を大切に』を教育目標に、特に、幼児期においては、子ども達の自尊感情を高め、思いやりの気持ちを育むといった非認知能力を育むことに力を入れています。
このような中、6年前ほど前に、関西棋院常務理事であり棋士の榊原史子六段のお声掛けにより、市立幼稚園3園・保育所1所で同棋院棋士藤原克也六段に囲碁を教わることとなり、本年度をもって本市の全市立幼稚園・保育所で実施することができるようになりました。お二方には心より感謝申し上げます。
囲碁は、特に右脳を使い、創造力や判断力、思考力等を伸ばすことができ、まさに本市が大切にしている非認知能力の育成につながります。現場の先生からは、「子ども達が囲碁に向かう姿を見て、これだけ集中力があるのだ、考える力があるのだと驚いた」という声や、保護者からは、「難しいルールを説明してくれるのに驚いた」「囲碁をとても楽しんでいるので、囲碁教室に通わせたい」という声もあり、先生方や保護者も、囲碁の取組による成果を感じています。
今後も、幼児期から囲碁に親しむことで右脳に刺激を与え、囲碁の対局という落ち着いた中で子どもたちの創造力や判断力、礼儀や相手への思いやりの気持ちを育むことにより非認知能力を高めていくことを、本市の就学前教育・保育の特色としても取り組んでいきたいと思います。」
※五十嵐孝教育長の任期は2024年6月30日迄、7月1日付で赤井稔新教育長が就任されました
◆現場の先生方の声◆
「藤原先生が囲碁のルールだけでなく、挨拶の大切さや、友達を応援したり、ほめたりすることの温かさ、負けた人に対してけなしたりすることは絶対ダメだということ、負けても次に頑張る気持ちが大事だということ、話を聞く態度や気持ちなど、大切なことをたくさん教えてもらっていて、この経験は子どもたちにとってとても良い影響を与え、育ちにつながっていると思う。何より先生のお人柄だと思うが、先生が絶対否定をしない、ほめてくださるということが囲碁の楽しさにもつながっていると感じる。」
「子ども達が囲碁に向かう姿を見て、これだけ集中力があるんだ、考える力があるんだと驚くとともに、その力を再確認できた。」
「負けることが大嫌いだった子どもが、石をとったりとられたりする経験を重ねていくことで、「今は負けたけど、次は勝てるかもしれない」と気持ちを切り替えられるようになり、心の成長を感じた。」
「普段は、1時間も集団のなかで集中することが難しいお子さんが、囲碁については、その時間楽しむことができていて、驚く。囲碁の楽しさ、否定されない雰囲気がそうさせているのではないかと思う。」
「お弁当の後に、保育室で自由に遊ぶ時間をつくっているが、レゴブロックや積み木、カードゲーム等で遊んできたが、囲碁の取組が始まったことで、この時間に、囲碁をする子どもが出てきた。」
「子どもへの分かりやすい指導、子どもを否定せずに受け止める藤原先生の姿勢から、保育者自身学ぶことが多い。」
◆保護者の声◆
「囲碁セットを買って、家庭でも楽しんでいる。」
「家にたまたま囲碁セットがあったが、それをひっぱりだしてきて、兄や姉と一緒に楽しんでいた。」
「先生に紹介された「囲碁アプリ」を、入れてくれとせがまれて入れた。喜んでやっている。」
「卒園後も、囲碁アプリを使って楽しんでいる。」
「囲碁教室に通いたいので、囲碁教室を教えてほしい。」
「家で教えてもらったけど、私(母親)は負けてばかりです。結構、楽しいのですね」
「3年生の姉も幼稚園の時に経験していたが、姉が忘れていたので妹が教えてあげ、思いだしながら二人で楽しんでいます」
「難しいルールを説明してくれるのに驚いた。集中している姿に驚いた。」
◆園児の声◆
「前は陣取りを教えてもらったから、今日はどんなことを教えてもらえるのかな」(とまた新しいことを教えてもらえることを楽しみにしていた)
(藤原先生がいつも園児を勝たせてくれ「次はもっと練習してくるね」と言われるので)「藤原先生、今日は勝つ練習してきたかな」(と藤原先生と対戦することを楽しみにしていた)
「明日囲碁の日だよ」と伝えると、「やったー」と喜んでいる。
(1時間取り組んだ後でも)「え、もう終わり?」という子どももいる。
◆関西棋院棋士 藤原克也六段◆
※2018年から現在まで全園所の講師を担当
「まずは囲碁を楽しいと思ってもらうことです。楽しいって思えないと何言われても耳に入っていきませんから。特にこの年齢のこどもはそのへんがはっきりしているのでまずはそこ。楽しいと思ってもらってから、相手への思いやりについてや、勝つこと負けることについてとかの話もします。楽しいと思っていれば、負けて悔しくても続けていけます。
それから常に全力で肯定する。否定はしない。こどもが間違ったとこに打っても、よく考えてそこに打てたからえらい!そんなふうにやってると、日頃自信がなかった子が囲碁を通してどんどん自信がついていくのが分かります。何人もそういう子を見てきました。そういう子から家族に囲碁が広がっていってることもよく現場の先生から聞きます。
囲碁を通じてこどもたちの成長に少しでも役に立つことがあればこんなに嬉しいことはありません。」
以上
2024年7月5日
お知らせ プロ棋士
一般社団法人全日本囲碁連合(東京都千代田区、滝裕子会長、小林覚副会長、池坊雅史副会長)は、昨年度に引き続き、2024年7月1日(月)より、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」にて、クラウドファンディングに再挑戦いたします。
当法人は国際的に日本の囲碁界を代表する唯一の団体として、昨年度は第19回アジア競技大会の囲碁競技に選手を派遣いたしました。今後も国際総合競技大会やIMSA(国際マインドスポーツ協会)が主催する国際大会に日本代表選手を派遣してまいります。日本の囲碁とペア碁の文化発展を目指す当法人の活動に皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
<クラウドファンディングについて>
■プロジェクト名
日本の囲碁・ペア碁を未来へ繋ぐ!棋士強化と派遣にご支援を
■資金使途
・海外での総合競技大会・マインドスポーツ大会への選手・役員・スタッフ派遣に係る費用
・大会で好成績を上げるための事前の合宿や勉強会の費用
・アンチドーピング教育の講習会等の費用
・国内予選等の選手選考に関わる費用
・その他、安定的に法人を運営していくための資金の調達
■目標金額
5,000,000円
■支援募集期間
7月1日(月)9時〜8月30日(金)23時
■クラウドファンディングの形式
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行しリターンをお届けします。
(本プロジェクトへの支援は寄附控除の対象外です、ご注意ください)
■申込方法
クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」からお申込いただけます
⇒ https://readyfor.jp/projects/jgof2024
【一般社団法人全日本囲碁連合とは】
(一社)全日本囲碁連合(Japan Go Federation 略称:JGOF)は、(公財)日本棋院、(一財)関西棋院、(公財)日本ペア碁協会の三者を中心に国際的に日本の囲碁界を代表する唯一の団体として、2019年10月に発足いたしました。国際的に日本の囲碁界を代表する団体として、囲碁競技の進化と国際的発展を推進し、囲碁を通じて国際的友好親善に貢献するとともに、日本を代表する選手等の育成強化を図り、もって世界の囲碁の振興に寄与することを目的として活動しています。
2024年7月1日
プロ棋士
髙橋良侑(たかはし すけたす)初段、2024年5月1日付けで入段。
(院生手合で規定の成績を収めたことにより)
17歳、愛媛県伊予市出身。関山利道九段門下。
髙橋良侑初段プロフィール
2024年5月1日
プロ棋士 棋戦情報
第79期本因坊戦
【主 催】毎日新聞社、日本棋院、関西棋院
【特別協賛】大和証券グループ
一力遼本因坊への挑戦権を争う「第79期本因坊戦」の本戦決勝(挑戦者決定戦)、芝野虎丸名人–余正麒八段戦が4月18日(木)に日本棋院東京本院(東京都千代田区)で行われました。
結果は238手までで余八段が白番中押し勝ちを収め、本因坊挑戦権を獲得しました。
余八段の七大タイトル挑戦は昨年2023年に行われた「第71期王座戦」に続いて6度目、本因坊戦においては初の挑戦となり、初の七大タイトル獲得を目指します。
関西棋院棋士としての本因坊挑戦は、関山利一九段、橋本宇太郎九段、半田道玄九段に続いて4人目、坂田栄寿本因坊に半田道玄九段が挑戦した第17期(1962年)以来62年ぶりの挑戦となります。
一力遼本因坊に余正麒八段が挑戦する第79期本因坊戦挑戦手合五番勝負は、5月14日(火)に東京国立博物館(東京都台東区)で開幕します。どうぞご注目ください。
2024年4月18日