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関西棋院ニュース

関西棋院女流棋士採用試験による入段のお知らせ

お知らせ プロ棋士

このたび実施いたしました「関西棋院女流棋士採用試験」の結果、下記の通り藤澤ななみさんを正棋士として採用することが決定いたしました。
入段日は2026年1月1日付となります。

 

(プロフィール)

氏  名: 藤澤 ななみ(ふじさわ ななみ)
生年月日: 平成20年(2008年)11月6日 (16歳)
出  身: 東京都
師  匠: 藤澤一就八段

藤澤一就八段は実父、藤沢秀行名誉棋聖は実祖父、藤沢里菜七段は異母姉にあたります。

 

(入段までの経緯)

本年度の関西棋院女流棋士採用試験は、2025年6月1日から7月31日まで応募を受け付け、応募者は藤澤さん1名のみでした。

⇒関西棋院女流棋士採用試験 要綱はこちら

藤澤さんは一次試験(棋譜審査)、二次試験(院生師範・阿部良希五段との試験対局)を経て、最終試験へと進出しました。

受験者が1名であったため、最終試験は下記の内容で実施しました。


【最終試験概要】
関西棋院所属の女流棋士2名(入段の新しい順に選出)と対局し、1勝した時点で合格とする。

・10月13日(月) 髙山邊楓実初段
・10月14日(火) 三島 響二段

◆手 合 割:受験者の定先(白半目コミ出し)
◆持ち時間:各1時間(使い切った後は1手60秒)
◆開始時刻:10時


10月13日に行われた試験対局で、藤澤さんは髙山邊楓実初段を相手に中押し勝ちを収め、合格条件である1勝を挙げました。

この結果をもって審査役会に諮られ、承認を得たため、本日10月20日に正式に採用が決定いたしました。


【審査役会について】
審査役会とは、棋士採用に関する決定機関です。
棋士評議員(棋士の選挙により選ばれる)から2名、常務理事から2名、常務理事会の推薦を受けた4名の計8名で構成されています。

審査役(8名):遠藤隆博九段苑田勇一九段本田満彦九段川村和憲九段湯川光久九段榊原史子六段小野幸治四段大川拓也三段


 

藤澤ななみ新初段のこれからの活躍に、ぜひご期待ください。

関西棋院

 



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